謎バトン・考

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 先日回答し、よそへ回したバトン。
 私はこれを結構面白いと思った。某氏が私の友人にバトンを回しているのを見て、回ってくるのが楽しみだったぐらいだ。回答を考えるのも楽しかった。
 でも回した先では不評だったようだ。
「なんだこれは」
って反応をされていた。

 どうやらこのバトンの受け止め方に大きな隔たりがあるようだ。

 ギャグの解説をするようで非常に面白くないとは思うのだけれど、私がこのバトンをどう受け止めていたのかをちょっと解説し、回答を評価してみようかと思う。
 もちろん、それはあくまで私がどう思ったかであって、このバトンの考案者の意図がそのままその通りであるとは限らない。その点についてはご了承いただきたい。

Q1. 無人島につれていくならマイミクで誰? 3人まで選べ(命令形)
 私を含め、大体の人は3人、名前と理由を挙げていた。別にそれでも良いと思う。
 秀逸な回答を見せたのは、私が回した先の人。命令を無視して誰も挙げていない。
 この設問は、3人「まで」選べ「(命令形)」なのである。つまり、3人までなら何人でも良いのだ。それを、命令違反することで0人にするという形で実現している。
 そういった点で、設問のキモを2点押さえた良回答なのだ。

Q2. お父さんお母さん、兄弟、自分の子ども、女王様、下僕にするならマイミクで誰?
 これもそれぞれの個性が表れていて良かったと思う。
 個人的に好きな回答は、私に回してきた人から同じくバトンを受け取ったfeedたんのもの。私と同じく外部ブログで公開されているので、晒してしまっても問題無いかな? と思う。実物を読みたい人はのんべんだらりと露悪主義さんの該当記事をご覧下さい。
 この答えたり答えなかったりの匙加減が良いのだ。
 きちんと名前を挙げられる部分もあれば挙げられない部分もある。皆そうだと思う。その答えにくい部分でも、微妙に分かるような、分からないような表現で匂わせつつ名前を伏せる。その演出が面白いのだ。
 私はと言えば、その答えにくい部分を「該当者無し」としてしまったのでは面白くない。逃げずに何らかの回答を示さなければ、と思ってどれかに誰かの名前を挙げるようにしていた。
 が、今思い返せば、消去法で誰かの名前を挙げるなんて逆に面白くなかった。
「言わなくても分かっているでしょう?」
ぐらいの台詞に留めておくのが良かったかも。

Q3. 自分の誕生日どうやって祝ってほしい?
 これもfeedたんの回答が1番良いと思った。「どうやって」の部分が1番具体的なので。
 私はその部分を「祝ってくれる」のか「祝われる」のかに問題を持って行ってみた。この差は大学時代の友人連にしか分からないかもしれないが、「祝ってくれる」は、周りの人が誕生日を迎えた人を喜ばせるように祝うこと、「祝われる」は、周りの人が誕生日を迎えた人で楽しむように祝うことだ。
 ……こういう認識で合っているよね?

Q4. さあ願いを言え。三つだけ欲しいものをやろう(お金はなし)
 これは説明は要らないだろう。
 皆それぞれに欲しいものを3つ挙げるという回答だったし、飛びぬけて上手い回答も無かったし。

Q5. 遠距離恋愛で恋人が風邪をひいてます。あなたは明日休日です。どうしますか?
 ぱっと見、行って看病するか、それとも行かずに電話やメールで済ませるかの2択。
 でもそうじゃない回答を考え出した人がいた。私にバトンを回してきた人だ。
 mixiの日記で回答されているのでリンクはできないが、
「看病されに来る?」
と言ってみるという内容だった。大雑把な分類で言うと後者に含まれるのかもしれない。が、普通思い浮かばない行動だと思う。
 余談になるが、回答内容とちょっと外れた所で面白いと思うことがあった。
 男性は全員看病しに行くと回答していたのだ。それに対し、女性の回答者は誰1人として看病に行かなかった。
 前に新聞で「男女の愛の温度の違い」について書いた記事があったが、まさにその通りなのかと思った。もちろん、私が見た絶対数が少ないのできちんとした統計にはならないのだが。ものすごくはっきりと性差が出たなぁ、と。

Q6. マイミクで顔を交換できるとしたら?
 これは文句無しでfeedたんだろう。
 この設問は「マイミクで顔を交換できるとしたら?」としか書いていない。
 大抵の人は「誰と交換するか?」という質問文を頭の中で補完してしまい、「交換しない」と回答していた。私もマイミクさんの名前を挙げたが、同様に質問を捉えてしまっていた。
 だが、feedたんは「どう使うか?」という方向で回答していた。これは盲点だった。
 ひねれる設問はひねって回答するようにしていたが、私などは及ぶべくもなかった。

Q7. 同棲している猫好きの恋人がいます。猫を飼いたいと言い出しました。自分は実は犬派です。どうしますか?
 これは(私の基準で)答えられていない人多し。
 設問中では「恋人は猫派、自分は犬派」という設定がなされている。つまり、「小説でこういう設定だった場合、主人公はこう動く」というのと同じ感覚で「犬派の自分はどうするか」を考えねばならない。この際、実際の自分が何派であるかは全く問われていないのである。
 なので、「実際の自分が何派であるか」を前提にした回答は論外として、評価対象からは外すことにする。
 となると、回答の方向としては主に猫派に傾くか、犬派を貫くか。猫を飼うことに同意するか、しないか。
 feedたんと私が回した相手が、回答の趣旨としては同じ事を言っている。が、feedたんの方が犬派から猫派に傾いていく様子が細やかに描かれている。ここはやはりfeedたんに軍配が上がるだろうか。
 私はといえば、「同棲している猫好きの恋人」の部分を曲解した上で、犬派を貫き、しかし猫を飼うことには同意するという回答内容。これはこれで私らしくて良かったんじゃないだろうか。
 なので、私の評価では
金賞:feedたんが表現で勝利
銀賞:私が回した人。文章で1歩及ばず
銅賞:努力賞で私
となるだろうか。

Q8. 友達がドラえもんと暮らしています。どういう風に接しますか?
 私を含め、大半の人がドラえもんの道具に目が行きがちだった。
 が、設問は「どういう風に接しますか?」と言っている。
 私にバトンを回してきた人の回答が最も設問に沿った答え方に近いだろうか。mixiの日記で回答されているのでリンクはできないが、要約すると「虎の威を借る狐になる」ということになると思うので。

Q9. あなたはネットアイドルです。どこまで生活を公開できますか?
 これもQ7と同じ。自分はネットアイドルという前提で答えなければならない。
 なので同様にネットアイドルになりたくない、等は論外とする。
 となると、私が回した相手の
「全部公開しても良い」
というのが1番思い切りが良くてそれっぽいだろうか。
 私はバーチャルネットアイドルを想定して書いたのだが、ちょっと分かりにくいだろうか。さやさやみたいなやつね。アレは16歳だったのか。まあいいや。

Q10. 回す人5人にひとりずつコメントおねがいします。
 これも説明の必要は無いだろう。
 きちんと設問に応じていたのは私に回した人と、その人に回した人か。中途半端なことをしている私はちょっといかんなという感じ。

 こういう解説で大体どう受け止めていたかお分かりいただけただろうか。

 つまり、これはアンケートじゃなくて「お題」なのだ。
 だから私の評価基準は、その「お題」をどう面白く調理するか、なのだ。別に珍回答が良いというわけではない。

 私や私の友人はそういった「お題」に対し、意識的にか無意識的にかは知らないけれども、面白く読ませようとする傾向があるような気がする。多分、らくだの影響じゃないだろうか。
 そして同じ「お題」で書いているわけだから、当然書きあがったものは批評の対象にされるのだ。それも暗黙の了解なのではなかろうか。他の人の書いたものを読んで評価を下して、「勝った」、「負けた」と、一喜一憂しながら楽しんだりとか。そういう感覚があるからこういったものを面白いと思えるのかもしれない。
 分かりやすい例を挙げるなら、「雪」という季語を入れて俳句を作れ、というのをその辺の人で集まってやっている、みたいなのを想像すれば良いだろう。

 自分達の間だけでやっていたのでは傾向が偏ってしまうから、たまには別のコミュニティーの人の書いたものを読んでみたい、と思ったのがどうやら失敗だったようだ。普段、私のようにお題を見てドキドキするような思考を持ち合わせていないカタギの人には辛かったか。
 読んだり書いたりするのが好きそうだから、当然こういうのも面白がるだろうと思ってしまったんだろうな。でも実際には、どういう文の書き方をするか、なんてのはすごく個人的なことなんだよな。申し訳ないことをした。

 この前友人に
「生協の白石さんのような応答をしそう」
と言われた。
 思えば、そういうスタンスで私は文を書いているのかもしれない。
 私の周りの人間は、正面から来たボールを避けて斜めからタックルをかけるような人が多いように感じ、私もそんな感じなんじゃないかと思っていた。そうじゃなくて、私はあさっての方向に飛んだボールを変化球で返すようなことをするのが好きなのかもしれない。
 自分でもよく分からない例えだが。

 怪しげでどうしようかと思うようなものがあれば、燃えてそれに挑みたくなる。
 そういうのはその手の人達にとっては当然だと思っていたが、実は自分の性癖から来るものだったようだ。

 私と彼の間には、大きな海溝が横たわっていた。
 「あなたとは住む世界が違うのよ!」
とか言われた気分だ。
 同じ大学の同級生を発見して、微妙にお近づきになってみようかと思ったが、どうやらそれは私の片思いだったようだ。

 やはり類は友を選べないのか。

 どうも私はあまり周りがどうかということを考えず、自分基準で行動したり喋ったりしてしまう。でも周りの人にとってはそれが思考の押付けになってしまっていたりするんだろうな。
 悪気は無いにせよ、悪い癖だ。
 やっぱりもうちょっと付き合いやすい人間にならなければならないか。
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by die-Abdiel | 2006-01-17 23:04 | 日記

日々の徒然を書き綴ったり書き綴らなかったり。


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