携帯を替えたい

 「TU-KAのサービスがそろそろ終わるんだよね。そろそろauに乗り換えないと」
と連れが言った。
 「INFOBAR! INFOBAR2がもうすぐ発売なのッ!! 替えるなら一緒に替えよう」

 そういう経緯があって、MNPの手続きを取るべく、実家へ帰った。

 現在、Softbankの携帯を私、母、父の3人がファミリー割引で加入している。J-Phone時代の料金プランだ。
 私が家族の中で最も早く携帯を持ったので、私の携帯が現在親機となっている。両親はまだ今の携帯を使い続けるつもりらしいので、まずはどちらかに親機になってもらわなければならない。でないと私が契約を切った後に2人が困ることになる。

 まず向かった先は、近所のショッピングセンターの携帯電話ショップへ向かう。が、ここでは契約や機種変更のみの取り扱いで、名義変更は取り扱っていないと言う。

 そこで、最寄のSoftbankの直営店へ。

 幸運にも1組先客がいただけなので、待たされることも無くカウンターへ。
 「私のが親機なんですが、MNPで別の携帯会社と契約したいんです。親機の変更ってできますか?」
「もちろんです。どうぞおかけ下さい」

 手続きの書類を書いている間に父と母とどちらのを親機にするか話し合っておいてね、親機になると、今の料金のおよそ倍になるから、その辺も踏まえて、と両親に言う。

 記入しているうちに、父が
「料金プランを変えることはできますか?」
と言い出した。どうやらホワイトプランに変えたいらしい。
「できますよ。でしたら、ホワイトプランにする方を親機にした方が良いですよ」
とお店の人が言った。
 確かに、父はトークパックSのプランで、半額になっている無料通話を使い切らないぐらい携帯を使わない人なので、ホワイトプランの方が良いかもしれない。更に言うと、携帯電話を持つ必要もあまり無さそうだと思うぐらいなのだが。本人が持ちたいと言うなら持てば良いと思うだけで。

 そのうち、
「お母さんのプランも変えた方が良いんじゃないか。独立しないといけないんじゃないか」
等々言い出した。
「いや、変えるのはお父さんのだけで、お母さんのは変える必要は無い。既にファミリー割引で半額になっているし、独立なんかしたら長期割引の分が勿体無いし」
と言ったが、父は引かず、
「変えた方が安くなる。基本料金980円だし」
と言う。
「無料通話が付いていないプランと付いているプランを額面だけで比べてもしょうがないと思うけど」
と私が言い、母はと言うと
「私は別に現状維持で良いでしょう」
と言っている。にもかかわらず、意見を曲げない父。
 かくして始まる家族会議。

 「ええと、話を戻しますと、まず、独立の必要はありません」
喧々諤々と話している合間を狙い、プランの説明に入る店員さん。ナイスフォローだ。
「ホワイトプランでも家族で契約することはできます。家族間の通話は無料になります。ただし、子機の基本料金を半額にすることはできます。便宜上、親機、子機の区別があるだけです。
 次に、お母様はトークパックSのプランをお使いですから、基本料金は半額の1950円。長期割引が5年以上ですので1675円です。それに無料通話が1900円の半額で950円分付いていますから、差し引いて実質基本料金は707円です」
 通話料やメールなどの通信料も、細かい差はあるものの、J-Phoneのプランと大きな差は無いと言う。ならば、母は無料通話分を少しオーバーするかしないか程度の使い方なので、その辺りの料金に関してはあまり変わらないだろうと思われる。
 ほらみろ、今のままの方が安いじゃないか、ばーかばーか、と胸の中で言ってみる。
「ただし、名義は親機をお持ちのお父様の物となりますので、機種変更などの際には付き添っていただく必要があります。料金の引き落としも同一の口座からになります。別々の口座からそれぞれの利用料金を引き落としたければ、契約も別にする必要があります」
とのこと。
「うーん、引き落としは別の方が便利だなぁ」
と、母は契約を別にする方を選んだ。

 私はMNP予約番号の書かれた書類を貰い、両親は契約変更手続きの書類を書き込み、店を後にした。
 入店した時には誰も並んでいなかったのに、退出する時には5人ぐらいの人が並んでいた。私達が随分後を詰まらせてしまったようで申し訳無い。

 「どんな携帯に替えるの?」
と母が聞くので、ショッピングセンターの携帯電話ショップへ行ってInfobar2のモックを見せた。
「これの赤(NISHIKIGOI)か白(WARM GRAY)が良いかなと思っているんだけど」
「わー、可愛い。赤い方が可愛いかな、でも飽きるかな。長く持つなら白い方が飽きが来なくて良いかな。でも私ぐらいの年だと赤い方が良いよね」
などと言いながら、母はモックを両手に持って見比べている。

 その後、ショッピングセンターの喫茶店でお茶していると、
「私の携帯、そろそろ電池が弱くなってきたのよね…私もauに変えようかな」
と母が言い出した。
「そうね、兄がauの携帯持っているから、家族割にしてもらうと良いよ」
「私、お兄ちゃんの子にしてもらうわ。私赤にするからあんた白にし。お揃いで持とう」

 じゃあ、さっきの契約を破棄してMNPの手続きを取ろう。
 ということで、再びSoftbankショップへ。

 順番待ちが何人かあったので、札を取る。
 父の携帯の引き落とし先の指定に通帳やハンコが必要だったので、
「私達が待っている間に取ってきたら? 後日もう1回持って来るよりも1日で済ませた方が楽じゃない?」
と言ってみた。
 父が一旦家に帰った後、母と2人でくだらないことを喋りながら順番待ちをしていた。
 時折刺さる、
「まだ何かあるのか」
という店員の視線が痛かった。

 しばらく待っても、なかなか父が戻ってこない。遅いなー、なんて言っていると、母の携帯に電話が。
「どこを探しても、お母さんの免許証が見つからないんだけど」
 …父よ、母はさっきの契約書を破棄してもらうだけだから、身分証は必要無いんだ。

 我々の順番が回ってきたのと時を同じくして、父も店に戻って来た。
 先程の書類を出してもらい、口座番号等を記入する。判を押す段になって、
「あ、銀行印忘れた」
と。父が持ってきていたのは三文判だった。結局、銀行印を押す部分だけは後日ということに。

 一方、こちらでは母のMNPに関する手続きを取っていた。
 結婚して、私と母の姓が違ってしまっているので、少しややこしい。
 今日の所はまだ私の名義で契約されているので、MNPの手続きを取ると私の名前でのMNPになってしまうという。このままMNP予約番号を発行して、MNP先で名義変更をするか、それとも予めこちらで母に名義変更をしておいてからMNP先でそのまま契約するか。
 どちらが上手く行くのか分からないけれど、とりあえず私は何度も実家に帰ってくる必要の無い方が有難い。
 結局、このままMNP予約番号を発行しておいて貰って、auショップの方で聞いてみよう、ということになった。

 最寄のauショップまで歩いて行って、事情を話す。
「少々お待ち下さい」
と言って、店員さんが電話で本社へ問い合わせる。結果、
「申し訳ありません、苗字も住所も違いますとご家族が使っていたという確認が取れませんので、MNPを受け付けられません。戸籍の移動が分かるように戸籍謄本が証明書類として必要になります」
とのこと。
「私の免許証、まだ更新の時期が来ていないから、表に旧姓と旧住所、裏に今の姓と現住所になってますけど。これと母の免許証とで証明書類になりませんか」
と問うと、
「少々お待ち下さい」
再び本社に電話をかけてくれた。しかし、やはりこういう場合は戸籍謄本でないと証明書類として認めないようになっているそうだ。

 普通、家族回線はお父さんが親機を持つもの、と想定されている。
 なので、今回のように子供の方が親機を持っていて、かつ結婚して名義人の姓が変わるというケースは普通に想定されていないのだろう。

 3時前頃から親機の変更にやってきて、母のMNP予約とInfobar2の予約が終わる頃にはすっかり日が暮れていた。
 当初、親機の変更と自分のMNPだけのつもりだったので、諸々の手続きで1日潰すことになるとは思わなかった。

 「遅くなったから、今日は外食にしよう。近所に安くておいしい回転寿司があるんだって」
と母。でも、兄の夕食は? と問うと、
「無いわ」
と一言。もう少し歩いたら兄の職場があるから、一緒に食べようか、と言い出した。
 そこから3人で、兄の職場まで。
 行ってみると、兄は狐につままれたような顔をした。
「一緒にご飯食べよう」
と言うと
「まだ仕事終わってないんだけど…8時頃に終わるけど」
「今7時前か・・・あと1時間ちょっと。待てる?」
「ここまで来たら、そのぐらい待つよね。一緒に食べようよ」

 かくして、兄の仕事が終わるまで、3人で近所のスターバックスで時間を潰した。
 今日1日で色々あったため、どっと疲れた。

 仕事帰りの兄と合流して、例の回転寿司へ。

 普通の寿司屋には行った事があるが、回転寿司は初めてだった。
 ターンテーブルに乗って、寿司が回っていた。寿司の下では湯飲みが回っていた。
 ターンテーブルで回って来る寿司はそのまま取れば良いのだけれど、ターンテーブル上に無い物は注文しなければならない。時には、無いと思って注文した後に欲しい物が流れてくることも。
 色々な所に注意を払いながら食べなければならず、少し落ち着かない。

 しかも、2切れずつぐらいずつ寿司が乗せられた皿を次々取るものだから、だんだん机が狭くなってくる。机の端に皿を重ねながら食べるのだけれども、それでも少し邪魔に感じてしまう。
 注文取りに来た時にでも一緒に下げてくれれば良いのにね、などと言ったりもした。
 さて、お勘定、となった時、店員さんがバーコードリーダみたいなやつを積み上げた皿にかけていた。皿の数でお勘定が分かるようになっているらしい。
 回転寿司と言うからには当然寿司が回っているものというのは容易に想像がつくけれども、皿の数を読み取るバーコードリーダがあるとは思わなかった。今日は想定外の出来事によくぶつかる日だ。

 家に帰ってから、父が
「前から着信履歴が出てこない」
と言い出した。父の携帯を見ると、確かに着信履歴を見る時のボタンが利かなくなっているようだった。
 前々から調子が悪いのが分かっているなら、Softbankのお店に行った時に店員さんに言っておこうよ、と思った。
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by die-Abdiel | 2007-11-23 22:07 | 日記

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