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ロボットと暮らす明日のために

 ロボ・ガレージの高橋智隆さんの講演を聴いてきた。小さい2足歩行ロボットを製作している人だ。

 これまでに製作してきたロボットの紹介とその作り方など。
 「鉄人28号」など製品化されたロボットもあれば、3、40cmの2足歩行ロボットのイメージとは大きくかけ離れた産業ロボット系のレスキューロボットの製作にも携わったりされたそうだ。他にもロボカップに出場したVisiONの製作にも。
 少し面白いと思ったのは、ボークスで「ロボフィー」として商品化されたネオン。
>現在最もホットな歩行技術である「電磁吸着歩行」
と紹介されている。マグダンもネオンも在学中に作ったものだから、高橋さんの中では「電磁吸着歩行」はもうホットじゃないんじゃないだろうか。
 その辺りは値段にも如実に現れていて、「鉄人28号」は「SHIN-Walk」で移動し、自由度17、コントローラによる操作と自律動作両用で351750円。一方の「ロボフィー(ネオン)」は「電磁吸着歩行」で自由度19、無線操作で186900円。
 ロボフィーを使用したペプシの「NEX BOY」の注意書きにも
>キャンペーン事務局主催の商品使用方法の講習を必ず受講していただきます。
>必ず付属の専用スチールステージ上で使用してください。
などと書かれており、普通の人には扱いづらそうだ。まだ一般層には敷居の高いもののような気がする。

 また、製作されたロボット、クロイノとFT(Female Type)の実演も。
 クロイノは「SHIN-Walk」という、カクカクしたロボット的な歩き方ではなくより人間に近い自然な歩き方をさせるための技術を使用している。TIME誌で「2004年度最高にクールな発明品大賞」に選ばれたことで一躍有名になる。FTは新作の女性型ロボットだ。細い胴体でもきちんと重心を取って動き、かつ女性らしい動きをするように工夫されている。その為に、女性のモデルさんの意見を取り入れたのだとか。よく見えなかったが、足はちゃんとハイヒールの形になっているのだそうだ。ロボットがハイヒールできちんとバランスを取るというのはなかなか凄いことのような気がする。
 いずれも、プログラムに沿って動く完全自律型ロボット。寝た状態から自分で起き上がったりできるのだ。自由度=間接(モーター)の数だそうで、これによって細かな動きができるようだ。

 以前、倒産市で投売りされていたツクダオリジナルの「PINO」を買ったことがある。歩いたり踊ったり(手や頭を動かす程度なのだが)センサーで仲間のPINOを感知したりする。青と緑の2体を買ったので、母と2人で頑張って成長させてみたが、あいにく性格の違いはよく分からなかった。
 そのうち飽きたので、従姉妹の子供にあげたけれども。

 精密なロボットは、ペットロボットであれ高価になってしまう。かといって安価なものだといかにもおもちゃっぽい。どちらにしても、3日で飽きるようでは商品として市場に出るには少々問題があろう。
 好きな人が自分で組み立ててラジコン的に動かして遊ぶ、というのが、実際にホビーとして成り立ってきているように最も現実に即していてかつ妥当なのだろうか。
 当面はホビーとして楽しまれるロボットと、決まった作業を堅実にこなす(人型・2足歩行にこだわらない)産業ロボットの2系統がロボットの主流になるだろうか。

 ただ、こういったものはF1のように技術の粋を尽くして洗練されていき、その技術がやがて乗用車に還元される、そういう世界と同じだと思う。
 いつになるか私には想像もつかないが、いずれはSFに描かれるようなロボットも現実に登場するに違いない。

ROBO GARAGE
http://www.robo-garage.com/
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by die-Abdiel | 2006-04-18 22:57 | 日記

「日本文化とは何か」

 「可愛いとか可愛くないとか関係なくて、女の子とUSJに行くって事が凄いイベントなんやで!」
と、下校途中の高校生くらいの男の子がもう一人の連れに熱く語っていた。
 そうか、凄いイベントなのか、と思いながら梅原猛の講演会に向かった。

 梅原猛のファンだから、というよりは単に有名人見たさで行ったのだが、有意義な講演会だった。会場はほぼ満席で、年配の方が多いようだった。若い人もちらほらいたけれど、やっぱりアフター5に講演会に行くというのは時間的になかなか難しいので当然と言えば当然だろうか。

 最初に、大学時代に学んだ哲学についてお話になった。
 プラトンやデカルトを原典で学んだこと。合理主義のニーチェと非合理主義のハイデッガーという、相反する哲学を両方学んだこと。西洋哲学と東洋哲学を共に学ぶべしという西田幾多郎の精神に習ったこと。そしてもっと分かりやすく科学的な、新しい哲学をうち立てようとしたこと等。
 特に最後の話は興味深かった。「メイド・イン・ジャパンのキリスト教」をこの前読んでいた影響もあり、別に宗教がらみでなくて良いのだけれど、西洋思想と東洋思想の入り混じってできたようなものは面白そうだと思っていたので。丁度興味を持っていたような分野にタイムリーに出会えて良かった。

 次に彼の著作について。
 記紀神話について書かれた「神々の流竄」、法隆寺=聖徳太子の怨霊鎮魂の寺という説について書かれた「隠された十字架」、柿本人麿=流罪刑死という説について書かれた「水底の歌」。これはいろは歌の「咎なくて死す」だろうか。
 「隠された十字架」の話も興味深かった。たたり神を鎮める神社は幾つか知っていたけれど、寺でもやはり同じようなものがあったのだなと。こちらも元々興味を持っていたような話題だったので、やはりタイムリーで良かった。

 また、縄文文化とアイヌ語について。
 日本語とアイヌ語は文法的には異なった言語であると金田一京助は言った。しかし、単語はアイヌ語と同一、あるいはアイヌ語で説明される言葉が多い、という内容。
 「お尻」は丁寧語だと説明されるけれど実はそうではない。「お」はセックスにまつわる語に付く言葉なのだ。「お尻」とか、「おかま」とか、「おとこ」とか。
 こういうことを言ってくれる先生って好きだなぁ。
 しかし80を過ぎてアイヌ語を学び、それから朝鮮語やインドネシア語にも手を広げるのだそうだ。大学時代に、原典研究の為に英仏独語、ラテン語、ギリシア語を学ばれていたそうなので、合わせて9ヶ国語をマスターされるようになるということだろうか。ご本人は語学は苦手だと仰っていたが、絶対嘘だ。

 最後に、新しい「人類の哲学」の創造について。
 上記の日本学を仕上げた後、今後の人類がどのように生きるべきか、という「人類の哲学」の構想についてお話になった。

 これからもう20年、せめて10年は生きたいと仰っていた。これまで学び、研究してきたことを嬉々として話し、まだこれからやることが沢山あるという。
 こういう人を見ていると、いかに自分が無為に生きているかを思い知らされる。
 有名な本を著していらっしゃるのだから、もっとちゃんと読んでおけば良かったな。私の興味の向いている方面のことを色々研究されているのだから。

 先生の仰っていたように、まさに「学問は向こうからやってくる」である。
 私は「一生の栄華より千年の真理」をつかむようなことはできないが、せめてその片鱗にしばし触れられた事を嬉しく思う。
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by die-Abdiel | 2005-11-28 23:07 | 日記

日々の徒然を書き綴ったり書き綴らなかったり。


by die-Abdiel

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